iPhone 6 白熱のバッテリー&液晶交換
iPhoneのバッテリーが持たないなー、とおもって半年ほど経ちますが、新しいのを買うかどうかを日和っていたところ、記事にしたことありますが2度ほど業者さんにガラス交換はしてもらっており、ダメモトでもいいから交換してみるか?と思い立ち、amazonで諸々ポチりました。
あと、振り上げたiPhoneを落とし隅っこを割る、というアクシデントもあり、パネルも念のため購入。交換できるぞというネット情報を元に手を出してみましたが、正直これは難しいという思いに駆られたので今回まとめます。
1)予習をする
まずはネットで交換手法を調べます。とはいえ、皆さん同じようなことを書いているのと、元をただすとiFixitの記事だったりしたので、代表的なこちらを参考に。
元祖でしょう、iFixit。バッテリー交換だけのつもりが別記事のパネルもやらざるを得ない事態になったので、助かりました。
https://jp.ifixit.com/Guide/iPhone+6+Battery+Replacement/29363
動画です。30分弱ありますが、やべえ!という時に再生→一時停止でほんと助かりました。
https://www.youtube.com/watch?v=IQYp5-gRkb4
2)部品を買う
amazon でポチりました。
まず、バッテリーは、りんごロゴのある純正品って売ってるんだろうかな、と思ってたのですがないのですね。ということで、評価が高そうでジャケがいけてそうな下記をまず購入。テープも必須っぽいのでこちらも購入します。
DIGIFORCE inc.
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外装、個人には好きなジャケで当たりでした |
バッテリー。綺麗にパッケージされてます。テープも付属してますが、これも同様に綺麗でした。 |
次に、パネルを外すのに吸盤とかが必要そうなので、パネルに付属しているものを流用しようと考え、こちらもジャケがいけてそうだったので下記パーツを購入します。
Flylinktech
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ジャケはこちら。バーコードとロゴが逆で残念。 |
中身。しっかりと収まっていて好印象 |
付属ツール類。だがしかしドライバは個人的にはほぼ役立たずでした。 |
3) バラす
バラしていきます。最初の時点ではパネルを交換する気なしです。なお、どんどんテンパっていきますのでどんどん写真がなくなっていきます。
今回の対象のiPhone 6です。パネル交換2回して、今回も割れてますが、全然使えているのでこの段階では交換する気なし。 |
なお、この時点でパネル付属のドライバがいけてなくてビスが外せませんでした。なので、念のため用意していたこちらのドライバセットを使って外しました。
nanch precition tools
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すでに若干浮いてる |
全然開かないのでややテンパり始めたところ。 |
外れたー!のですが、すでにガラスとフレームが浮いちゃってて微妙なことに |
ケーブルを外して筐体だけにします。中はすごい埃でした。 |
こちらは抜き取れた方のテープ。でも指で引っ張るとキレそうだったので楊枝に巻きつけながら引っ張ることに |
白いぺろっとしたところが2箇所テープ。この下側がちぎれ飛ぶ、、、 |
外れたー!の図。まだテープが残っているので、ヘラでこじって剥がしました。 |
バッテリー。裏の被覆がペロンペロンになってます、危ない! |
移植で元のパーツ類を使い回さないといけないということで、今回はやりたくなかったのですが、後に引けないため、やむなく初移植体験です。
なお、交換を決意したのはバリバリなのもあるのですが、下記写真ボタンの脇にある、取り付け用のブラケット金具が折れてなくなっていたため、パネルを戻してもビスドメ不可が判明したためです。
2度のパネル交換を経て、ケーブルの粘着力がなくなってたり、そもそも前の修理で間違ってパーツが止められているなど発見し、これは迂闊に修理させられないなと思ったりもしました。
左が既存の、右が新しいもの。 |
分解途中で本体から出てきた金属片、これはパネル下にあるビスドメの突起。落下の衝撃で折れてた模様。 |
部品を移植する過程で本格的割っちまった図。 |
一通り組み上がった後に、次にバッテリーを取り付けます。なお、両面テープの向きや表裏がわからなかったので、こちらもiFixitで検索して確認しました。付属のテープの場合だと、確か青い方を先に剥がしてはりました。ただし、貼るのを失敗して一部ヨレヨレのなってます。貼らざるを得ないのでそのままにしておきました。
あと、コネクタをはめたと思ったんですが、後で再度確認すると微妙に外れていたので、閉じる前に入念に確認しといた方がいいです。
バッテリーが取り付いた!の図。ただ見えない裏の両面テープはヨレヨレになってます。 |
パネル側のケーブルも取り付けるんですが、たくさんのケーブルが重なっていて、前後関係が移植の際に間違っていたので、そちらも泣きそうになりながら確認をしていきました。
5)組み立てて電源を入れる
一通り組み上がったので電源を入れます。初回は起動に思いの外時間がかかります。
正直、もうダメなんじゃないか!?というおもいに駆られていると!ちゃんと絵が出てかつ、操作もできる!あんな適当な取り付けをしたのにすごい!という感動に包まれる瞬間でした。
動いた!なんもいえねぇ! |
バッテリーを充電の上、丸一日普通の使い方をしてました。バッテリーとパネルと両方交換したので、それぞれ所感をまとめますと、、、
・バッテリー
実は、ほとんどバッテリーのもちは変わりませんでした。。。どうやら入れているアプリや環境がよくないのか夕方にはバッテリーが30%を切るのは変わらず、、、。やや長くなったかな?程度で朝から晩まで電話してネットして飲み屋でもバッテリーバッチリとはいきませんでした。
・パネル
液晶とタッチパネル自体は、実用上はまったく問題ないです。ただ、これは組み上げた段階で認識をしたのですが、パネルが割れているからガラスが浮いているのではなく、落下の衝撃でアルミが変形しているため、パネルがうまくはまらないためであることがわかりました。なので、新品に交換したパネルも微妙に浮いていて、隙間から中の光が漏れてきています。また、パネルがはまっていないからこそ、微妙にガラスに負荷がかかっているようにもみれます。せっかく交換したんだからぴっちり隙間なく収まって欲しいですが、そのためには筐体を削る、歪みを直す必要があり、もう手が負えない領域になってしまいます。ガラスが割れるほどの落下だった場合、やはり本体にも何らかの影響が残っていると考えておくことが重要かなぁ、と思ってます。
・その他
実用上まったく問題ないのですが、ホームボタンのビス留めが甘かったのかややフカフカした押し心地になってしまいました。もう一回開けて調整するかというとまあいいかなぁという感じ。
7)またやってみたいか?
という点では、もうやりたくないなー、というのが正直なところ。一つは筐体の歪みで新品同様にはどうやらならなさそうなこと。もう一つは、3回にわたるパネルの移植の結果、内部のパーツ類がへたってきているので、いずれダメになりそうなこと。
とはいえ、こんなあやふやな修理で動作してくれているiPhone には頭がさがる思い出はあります。いつもはケースに入れてますが、組み上がった瞬間になんて軽くて薄っぺらいんだと儚さを感じるという意味では、趣深い体験でした。
最後に残るは、このまま電話ぶっ壊れた状態で仕事に行くのかという伸るか反るかの鬼気迫る思い。
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